ネグリジェエ（絵本） そよ風

ぽつぽつてくてく
ぽつぽつてくてく
歩き続ける女の子

ふと、
ネグリジェエのすそをそよ風が通り過ぎました。
ふわりふわーーーーり

その動きがあまりにステキすぎて
メメはすぐさまそれを好きになりました。

もっかい！　もーーーーいっかい！

と、ダダをこねるメメ。
でも相手は気ままが売りのそよ吹く風、
いつ吹くとも限りませんし吹かないとも限らない。
ダダをこねるといったってもう見えもしない相手に
ジダンダ踏んだり
ジタバタもがいたりするよりないんです。

ひとしきり暴れてみて
メメはなんだか疲れてしまって、
だりーなーとか思ってちょっとうごくのをやめてみる。

シーン

　　　シーン

さわさわ
（つづく）

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